帰りたくなる街、私にとっての藤沢

藤沢市空撮

令和の新たな時代。水戸さんは藤沢に戻って活動されているとのことですが、その理由はなんですか?

 私は幼少の頃から大学卒業するまで、ずっと藤沢で過ごしました。その後社会人となり藤沢を離れ、また政治との出会いもあって、県議や国会議員も経験させていただきました。 今57歳になって人生を考えたとき、母親が一人で住んでいて、父親のお墓もあるこの藤沢で、もう一度暮らしてみたいと思ったんです。右肩上がりの時代は、藤沢も大変活気がありましたし、我が人生を振り返ったとき、青春時代に通ったキラキラ輝く湘南の海は印象的でした。

藤沢はとても住みやすい街だと思いますが、水戸さんはどうお感じでしょうか?

 例えば、首都圏に住んでいる人から見た「住んでみたい街ランキング」で、藤沢は20位以内に入っております。また内部からも、子育てしやすい街であるという評判が高いのも事実です。 ただ、残念ながら藤沢駅周辺を見てもお分かりの通り、街全体がかなり古びてきてしまっていますし、中心部の混雑ぶりは大変なものがあります。

 また江ノ島という観光スポットがありながら、観光客の97%は日帰りで、ホテル産業なども経営が成り立たず、藤沢の持つポテンシャルを活かしきっているとは言えませんね。 これらはほんの一例ですが、良好な生活環境を保ちつつも、変えるべきところは積極的に変えていかなくてはなりませんね。

藤沢市の未来のために、今何を始めれば良いのでしょうか?

 まずは、現状を知ることからスタートすべきでしょう。例外なく藤沢も高齢化が進み、お一人暮らし世帯や空き家が目立つようになりました。医療や介護の保険料は増え続け、財政的にも厳しい時代を迎えます。残念ながら、藤沢市は今後5年間で600億円近い財源不足が生じます。

 市民サービスの質や量を低下させないためにも、役所が本腰を上げて改革に取り組み、さらに新たな産業を生み出していかねばなりません。 藤沢はまだ間に合います。現状維持では確実に衰退に向かいますので、挑戦し続けていくことで藤沢の力を維持していきたい。私は、そんな藤沢に暮らしていきたいのです。