育て!デジタル人材 再教育でさらにステップアップを図るべし ~ 活用不足の日本に喝!

 今にわかに「リカレント教育」に焦点が当てられています。というのも、昨今の新型コロナウイルスで、雇用の先行きに不安が広がっているためです。

 「リカレント」とは、循環するとか、回帰するという意味があります。「リカレント教育」とは、すなわち義務教育や高等教育を終えた社会人が、新たな能力を身に付けるために学び直すことを言います。今の仕事を離れて大学に入り直したり、オンライン講座を受講したりして、専門知識や技術を習得する人もいます。

 学生時代に学んだ知識は、年とともに陳腐化してきますので、こうした「リカレント教育」を通して、ブラッシュアップしたり、新たな知識を得る必要がありますね。労働市場が流動的な欧米諸国では、転職やキャリアアップのためにリカレント教育を活用する人も多いようです。 

 ところが、まだまだ年功序列や終身雇用の制度・風習が残っている我が国では、OJT(職場内訓練)を重視しがちとのこと。したがって、リカレント教育を選択する社会人は、少数派に留まっています。

 コロナ禍による雇用のニーズは急激に変化しております。このまま推移すると、早2~3年後には、事務職の人員過剰が100万人を超え、他方、デジタル技術を持つ専門職の不足が50万人に達すると言われております。

 政府は既に2017年度から、社会人がデジタル技能の訓練を受けると、費用の最大70%を助成する制度を始めました。ところが、その利用者は年間数百人にとどまっているのが現状です。

 コロナ後を見越して、デジタル分野などへの雇用の流動化を促さなければなりません。デジタル化の進展で、データや知識の集積と活用が、どの程度の付加価値を生むのでしょうか。そうした変化に対応できる人材の育成が、コロナ後の成長のカギを握ることになるでしょう。 コロナに負けるな!