デジタル通貨が現実味を!従来の貨幣や為替の概念を根底から変える!?日本も乗り遅れるな

 「電子決済」「マイナポイント」「仮想通貨」等々、昨今お金や支払い、還元などに関する話題がかまびすしいですね。その極めつけと言えるでしょうか、「デジタル通貨」の発行が、もうすぐそこに迫っております。

 デジタル通貨は、文字通り、デジタル(電子情報)の形で発行する通貨のことです。現金と同様、買い物したり、送金できるようになります。ただ、今までのビットコインなどとは違って、その発行の裏付けには、米ドルやユーロなど法定通貨の資産を持たなければなりません。発行者は、裏付け資産を準備金として積んでおく必要があります。

 このようにデジタル通貨は、法定通貨と完全に1対1で連動することになりますので、価値が相対的に安定化し、決済に使われやすいと期待されます。あたかも一昔以上前の、貨幣と金との交換比率を一定化にした「金本位制」を彷彿させますね。

 既に、中国は「デジタル人民元」の実証実験を主要都市でスタートさせ、2年後に実用化を目指すとのこと。また、EU諸国も「デジタルユーロ」の研究を急いでおり、このほど規制案まで公表しました。これは、「デジタル通貨」に関する発行の事前承認制や、ルール違反の際の罰金制度を導入するなど、かなり厳しい規制案です。

 もちろん、「デジタル通貨」は為替の概念を取り払い、簡単に国境をまたぐことになりますので、グローバルな視点からの規制作りと国際協調が課題になります。我が国も、日銀を中心に欧米との協議を促進しなければなりません。

 一方、「GAFA」の一角を占めるフェースブック。本格的に暗号資産(仮想通貨)としての「リブラ」を、世界展開する方針を示しております。そして、もう既に普及している仮想通貨もありますので、規制の網をどのような形で、どの程度掛けていくべきか。不正使用や利用者の不利益に繋がらないよう、民間に対しても厳格な管理体制が必要と思われます。 コロナに負けるな!