コロナ禍にあって伝える力が大切!新たな働き方に向けて、自分の能力を磨いていこう!
新型コロナウィルスの出現により、私たちの暮らしや働き方は相当変わりました。職場や相手先にに直接出向くことなく、オンラインを使った会議や商談が定着し、在宅勤務も広がって満員電車の通勤も減りました。終電車がずいぶん繰り上がり、帰宅時刻もせかされますね。
コロナの影響は否応なしに、オンラインを通じて働きぶりの実態が可視化されて、これまで以上に、一人一人の役割や成果が具体的化される時代となります。個人として、日頃から能力を高め、IT(情報技術)にも精通していく努力が欠かせなくなっていくでしょう。
ところで、新たなビデオ会議システムや、データを活用する技術が進展すればするほど、「どうすれば相手と上手く話せるようになるのか?」「自分の想いや考えを正確につたえるには?」という、コミュニケーションそのものについて、問われていく気がします。相手に伝わらないもどかしさを感じる時って、誰しもあるのではないでしょうか。
私自身、人前で話すときなど、「自分の言いたいことの半分も話せなかった」、「あの時、なぜもっと分かりやすく伝えられなかったのか」、そんな反省はしょっちゅうです。相手に伝える力というのは、情報を共有したり、共同で作業を進める上で、大切な力だと思います。そして、伝える力を磨くことが、相手との信頼関係をつくるきっかけともなるでしょう。
テレビでお馴染みの池上彰さんの著に、「伝える力」(PHPビジネス新書)があります。読書の秋ということもあって、改めてこの著を手に取りました。池上さん曰く、「聞き手に、へえ~と思わせたいなら、まず自分自身が、へえ~と思える面白いことを探す努力をすること。そしてそれをメモる」、「小説には惹き込まれる手法がちりばめられている、それを拾い出しながら味わう、メモる」。「表現力とは、相手の白紙の脳ミソに、①手順良く、②整理して、③鮮明に、描いていく力のこと」等々。
人に伝えるためには、まず日頃からの感性を磨きながら、あらゆる事象を敏感にキャッチすることが第一。そして、それを頭や体全体にインプットして、真似るようにアウトプットしてみる。秋の夜長、私もかくあるべし!そんな思いに耽っております。 コロナに負けるな!