コロナの影響で入院患者が激減 感染対策や治療期間の短縮など課題解決に向けて

 新型コロナウィルス感染症の影響で、治療の緊急度の低い入院が減っているようです。例えば、目の白内障手術や、腸のポリープ切除などのための入院は、前年比2割ほど減ったとのこと。

 新型コロナの感染拡大が続く中、病院側としてもコロナ患者の受け入れや、院内感染を防ぐために、コロナ以外の入院患者を減らし、また手術を延期しております。確かに、必ずしも必要ではない入院を見直すことは、この時期だからこそ出来るということでしょうか。

 前述した白内障や、ポリープ切除といった手術は短時間で終わることが多く、海外では施術が主流となっています。特に白内障の手術にいたっては、欧米ではほぼ100%日帰りだそうです。これに対し、日本では半数程度が入院という対応ですね。

 また小腸や大腸のポリープ切除も、米国では9割近くが日帰りなのに比べ、日本は4割弱が入院です。したがってこの際、我が国の医療体制において、これらの手術につき日帰り化を進めるより、入院を先延ばしにする選択をさせていることについて、改善の措置を講じていくべきと思います。

 その一方で、コロナ以外の入院医療にしわ寄せがいく状態を放置してはいけません。院内感染防止の徹底など、患者が安心して受診できる体制を整えた上で、一般診療とコロナ患者の診療を両立させることを進める必要があります。

 医療現場での様々な苦労を分かち合っている関係者に対し、深甚なる敬意を申し上げつつも、医療を提供する側と、受診者としての私たちの意識双方を改めていく機会ではないかと思われます。 コロナに負けるな!