介護が必要になるとき 要介護認定までのプロセス コロナ禍でなかなか行き届かないサービス

 今年に入って特に3月中旬以降は、新型コロナウィルスの影響により、病院へのお見舞いのみならず、介護施設への訪問やサービスを受給することに関しても、制約を受けております。また福祉サービスの一環で、高齢者に居場所を提供したり、入浴サービスを施したりする場所自体が、入場制限ないし又は、閉鎖という自体が続いております。

 外出の機会が閉ざされ自宅にばかり居ると、いきおい認知症が進んでしまうのではないかと懸念する声は当然起きてくるでしょう。仮に身内の中に、認知症と診断されてしまったら、次のステップとして介護保険サービスを利用するかどうかの判断が求められます。

 実際10年前、私の父親もそうでした。ちょっと行動が変だな、会話も行ったり来たりしているなと気が付いた母親が駆け込んだところは、市の窓口。要介護認定の申請をした後、調査員と父を面会させて、聞き取り調査をしてもらいました。

 もともと気丈な父親でしたので、「1人で服を脱いだり着たり出来ますか」「生年月日や昨日の食事内容を言えますか」「トイレや風呂を使うのに不自由は感じませんか」等々について、体面を気にして「出来ない」ことを「出来る」と、その場で答えていたようです。

 調査結果は30日以内に、医師の意見書も踏まえ、そして専門家の協議を経て、通知されます。要介護度は、「要支援1、2」および「要介護1~5」の7段階。介護予防サービスはじめ、訪問型サービス、デイサービス、施設介護など、多岐にまたがっております。

 父の場合、なるべく自宅で世話をすることを選んだ母でしたので、それ相当の苦労がありました。しかし何よりの救いは、気軽に話せる主治医と、いつも親身になってくれたケアマネジャーの存在だったとか…。同じ思いを抱くご家庭は数多あることでしょう。共に支え合う地域社会に向け、さらに制度の充実化を促していかねばなりません。  コロナに負けるな!