シニアだって頑張れる社会 生涯現役を貫こう! 地域のネットワークから発信中

 現在、厚生労働省が音頭をとって「生涯現役促進地域連携事業」が展開されております。国も、働く意欲のあるシニアの経験を生かして、働ける場作りを後押ししていく動きです。その受け皿として、各市町村が協議会を作り、そこに一定の委託費が支給されております。

 市町村に行けば、生涯現役窓口を通じて、現役を一旦退いたシニアに対し、地元で無理なく働ける場所を探すのを手助けする様子が伺えます。またここでは従来のシルバー人材センターとは異なり、就労先だけではなく、ボランティアや趣味、健康作りについてもまとめて情報が得られる、いわゆるワンストップサービスも展開中です。

 これは、もともと深刻になりつつある労働力不足に対応して、退職したシニアに活躍してもらいたい期待感がありました。ただ足元では、新型コロナウィルスの感染拡大で、雇用環境が悪化しております。先行き、就労先が細り始める懸念はあるものの、せっかく始めた生涯現役の芽を枯らさないように、いろいろな工夫が必要を思われます。

 例えば、自治体のネットワークをフルに活用していくこと。地域には様々な業種があり、労働情勢も日々変化しております。働き手と受け皿のミスマッチは今までも多く指摘されてきました。行政が、どこまでプラットフォームを作り、双方のマッチングサービスを展開できるかが発展の鍵となるでしょう。

 また、福祉や介護、清掃や警備、公園や道路の緑化事業などの分野の募集が多いようです。しかしその一方、事務系や専門性が求められる仕事は少ないので、やはり餅は餅屋の有用性をどこまで機能させるか、今まさに地域と役所の連携が試される時期ではないでしょうか。 コロナに負けるな!