益々高まる要介護認定 両親や身内を民間の介護施設に預ける場合の選び方
新型コロナウィルスの感染が広がって以来、とりわけ病院や高齢者施設での集団感染がクローズアップされました。外来の患者さんや来訪者による感染防止をする意味で、極力、来場制限をしたり、お見舞いは一切受け付けない等、かなり厳しい対応に終始した例も見られましたね。
ところで、自分の親や配偶者などが高齢になって介護が必要となった場合、自宅でお世話するか、あるいは施設に預けるかの選択が迫られます。実際、私が懇意にしている老夫婦の奥さんの方が認知症の進行が進み、つい先日やむを得ず介護施設へ預けることにしたとのこと。
取り敢えず、比較的費用が安い公的な高齢者施設(特養や老健など)を尋ねましたが、そもそも要介護認定3以上を対象とし、どこも入居待ちの状態。また老健は、入居期間も限定的なところもあり、すぐには入れないようでした。知人のように、長期の入居を希望し、さらに急ぐ場合には、民間の「介護付き有料老人ホーム」か、あるいは「サービス付き高齢者住宅」ということになります。
ちなみに有料老人ホームでは、一時金が500万円、月費用25万円、年間の予備費40万円などが1つの目安になるようです。ですから、仮に入居期間を5年とすると、総費用は約2200万円掛かることになります。
他方、サービス付き住宅の方は、入居時に敷金として納める額はありますが、前者のような入居一時金がないため負担感は比較的に低いと言われております。しかし、介護サービス自体は外部の業者が行うので、それを含めての総費用を見積もらなければならないでしょう。
いずれにしても、一定の費用が掛かりつつも、より安全で安心して暮らせる施設のほうがベターと思えます。ここ数年、介護施設の経営破綻も社会問題化しておりますので、別な面でのリサーチの必要性有りと言えますね。 コロナに負けるな!