マイナンバーカードと免許証が合体! 今一つ明確ではないマイナンバーカードの行方

 今回のコロナ禍において不備を指摘されたマイナンバー制度。特に10万円の給付金をもらう際に、国民が紙ベースで申請した方が分かり易いし、かつ早いケースが続出しました。

 今もなお、市町村の窓口は、新たにカードを作ろうとする申請者の行列が続いており、地元藤沢市役所でも、行けば整理券を渡され、2~3時間は待たされることとなっております。7月の段階で誕生日を迎えた私も、電子申請の更新で窓口に行きましたが、4時間待っても順番が回ってこない状況には辟易してしまいました。

 そもそも何故マイナンバーカードが必要なのでしょう。このカードは文字通り、公的な本人確認のカード、すなわち身分証明書です。今までは、免許証がその代わりを務めてくれていました。したがって、免許証さえあればマイナンバーカードは作る必要がないので、多くの国民が関心を示さなかったのです。

 ところがこの度、政府はマイナンバーカードと免許証を一体にして、2026年から運用を開始する旨を発表しました。これによって、免許保有者の行政手続きは大幅に減るとの触れ込みです。例えば、住所変更の際には、オンライン申請するだけでOKなので、わざわざ警察署に届け出る必要はなくなります。また免許更新時も、講習はオンラインで受講できるようになります。ただし、警察側がカードに搭載されたICチップを通じて、免許以外の情報にはアクセスさせない配慮は必要です。

 来年3月からは、健康保険証としても使えるようになります。持っていて便利なはずですが、しかし未だかつて、カードに対する国民の不安や懸念の声は数多く聞かれます。これは、すなわち国家に対する国民の信頼感の裏返しではないでしょうか。

 行政のデジタル化を加速化させることに当たり、行政に対し個人情報の利用をどこまで認めさせるべきか、その厳格な基準設定が出来ない限り、不信感を拭うことは中々できないでしょう。 コロナに負けるな!