消費税込みの総額表示方式 来年4月からの一本化に向けて準備が急ピッチで進む

 色々なお店に行った場合、表示している金額が税抜き価格なのか、税込み価格なのか迷ったことはありませんか?EU(欧州共同体)諸国は、消費者が適切に商品価格を比べられるよう、加盟国に総額表示を義務付けておりますし、それ以外の国々も総額表示が主流となっております。

 我が国では、消費税導入時においては規定がなかったので、税抜き価格と税込み価格の双方が混在しました。その後、分かりづらいとの批判も多々寄せられて、一旦は総額表示を義務付けたのです。

 ところが、税率5%から8%、そして10%へ段階的に上げるという方針となり、短期間に2度も値札を付け替えなければならないことに配慮して、税抜き価格の表示を特例として認めました。その特例措置の期限は、今年度末、すなわち来年3月末で終了となります。

 消費者庁のモニター調査では、97%近い消費者は総額表示を望んでいるとのこと。その一方、業界側には、総額表示にした場合、価格が値上がりした印象を与え買い控えしてしまう、という懸念の声も上がっております。出版、書店業界なども、国に対し総額表示の対象外にするよう強く要望するようです。

 確かに新型コロナウィルスの感染拡大に伴う経済的ダメージが、さらに消費の冷え込みを助長しかねません。しかし、これからの半年間の中で、積極的に周知を図りながら、特例廃止に向けて最善を尽くすべきだと思います。 コロナに負けるな!