ピアメディエーションって何? 教育現場における新たなトラブル解決方法がこれだ

 単刀直入に言って、「ピア」は仲間や同僚をという意味で、「メディエーション」は調停・仲裁という意味です。2つを組みあわせて、「仲間による仲裁」、つまりトラブルを仲間内で、うまく仲裁することを指します。学校内の子ども同士のトラブルに、別の子どもが間に入って、話し合いをすることで平和的に解決する手法のことを言います。

 トラブルが発生した時、「どうした?ちょっと話を聞こうじゃないか」というように、じっくり聞くことによって、お互いの本当の気持ちや動機を理解する。「そんなにうまくいくの?」と思われるかもしれませんが、海外の学校教育の一部では、既に一般的な手法として採用されております。

 確かに、学校や家庭においては、先生と生徒、生徒同士、親と子の間でうまくコミュニケーションが取れていないケースが多いですよね。どうすれば自分の思いを相手に伝えられるか、また相手の気持ちを受け止めることができるか、といった当たり前のことが出来ずに、自分の気持ちだけを相手にぶつける。問題が発生すると、面倒くさいから相手にしない、逃げる、そんなことがイジメ問題や不登校につながってしまいます。

 ピアメデーションで一番大切なのは、当事者同士が「相手の話を聞くこと」と「自分の気持ちを打ち明けること」だと言います。このピアメデーション教育を積極的に推進している北欧諸国では、優秀な子どもを選んで日常のちょっとしたトラブルに当たらせているようです。

 日本の教育現場においては、ピアメデーションを授業に取り入れている学校は少数ですが、徐々に広がりつつあるとのこと。社会にはトラブルの種は沢山あります。言い争いではなく、「対話」によってお互いが納得のいく話し合いをする意義を習得することは、子どもの成長にとって相当効果的であると言えましょう。 コロナに負けるな!