ETC高速道の進展 5年後をメドに専用化を進めることの効果は…

 我が国にETCが本格導入されたのは、2001年からです。これはJR東日本がスタートした「スイカ(Suica)」と時が符合します。今やスイカは財布代わりに使われていますよね。

 おそらく近い将来、ETCカードも同じように使われることとなるでしょう。実際、某フランチャイズのお店では、ドライブスルーでETC決済できるような試行を続けております。ドライバーさんが、商品を注文した後、レジ期の受取り口まで車を進め、店員に「支払いはETCで」と伝えるだけです。

 こうした技術力の進展と相まって、高速道路の利用を段階的にETC車だけにする動きが散見されます。料金所に常駐する職員を減らして、経営を効率化しようとする動きです。まずは都市部で5年後を目標に、専用化するとのこと。専用化すれば、出入り口も増設しやすく、さらに渋滞の緩和に役立つことになるでしょう。

 しかしここでも、多くの問題点をクリアしていく必要があります。例えば、様々な理由でクレジット契約を結べない人がいます。高速道路使用につき一部だけの領収書が欲しい場合は、あるいはETC未搭載の車が誤って侵入してきた場合等々、現実的に色々な場面が想定されます。

 今後、スマートインターチェンジはじめ、「道の駅」への途中下車や高速道路への再進入も、ETCを搭載していると便利であることは間違いなしです。人口減少が続く中で、都市と地方との交流を促す必要があります。そのための移動に要する費用と時間を抑えることは不可欠なことでしょう。

 国としてETC搭載への支援を進めつつ、店舗やガソリンスタンド、あるいは駐車場でも広く使えるような技術革新も求められます。その専用化に向けた取り組みを注視していきたいと思います。 コロナに負けるな!