安心して横断歩道を渡れる! 視聴覚障害者にとってもIT技術を使って安全歩行を

 目の不自由な人が横断歩道を渡る際、頼りになるのは音声式の信号機。昨年3月の時点で、「ピコピコ」や「カッコー」などの誘導音で青信号を知らせる音響式は、全信号機の11.7%に当たる24,370基が整備されております。

 しかし、近隣住民からの要望もあって、そのほとんどが夜間や早朝は鳴らない設定です。ですから、鳴動時間外での歩行中の事故も相当数に上っております。警察庁によりますと、2017~19年の3年間に起きた視覚障害者の歩行中の交通事故死者は8人、重軽傷者は66人。その内、信号機のある横断歩道での死者は2人、重軽傷者は19人でした。

 そこで今のデジタル技術を駆使して登場したのが、スマートフォンで信号の色を、音声や振動で伝える仕組みです。スマホ利用者が、専用のアプリをダウンロードすると、交差点に取り付けた機器からブルートゥース(近距離無線通信)でスマホに信号の色が伝わり、歩行者がそれを認識して歩行が出来ることとなります。一部の交差点では、青信号を延長できる機能も付けることが可能のようです。

 今後、新型コロナウィルスの感染拡大で、時差出勤など新しい生活様式が広がっていきます。そんな中、これは昼夜の時間帯を問わず使えるツールです。まずは、病院や盲学校の周辺など、視覚障害者がよく利用する地域から整備し、さらなる全国的な普及を目指して応援していきたいと思います。 コロナに負けるな!