危険なバス停はここかしこに 調査してみて初めて気が付く盲点あり

既に3年近く前の話になりますが、横浜市内の某小学校の校長を訪ねる予定がありました。そこは独自の食育を積極的に推進している学校として有名でしたので、視察の機会を求めたのでした。

ところが前日、校長先生からキャンセルの電話。何故なら、付近の横断歩道で、停車したバスの後方から道路を渡ろうとした在学5年生が、車にはねられ死亡する事故が起きてしまったからです。

国交省はこうした痛ましい事故を看過できず、昨年からバス停の実態調査に乗り出しました。全国には40万か所のバス停がありますので、一部ずつ調査が終わったところから公表するとのこと。危険度が高い順に①横断歩道にバスの車体がかかる、②横断歩道の前後5メートル範囲か、交差点に車体がかかる、③交差点の前後5メートルの範囲に車体がかかる、といった基準を設けて3ランクに分類しておます。

すでに昨年10月の時点で、6つの県内状況が公表されました。これによると、バス停設置後に道路や横断歩道が整備されたケースが多く、②ランクが半数以上占めておりました。おそらくバス停の位置を十分考慮せずに、道路や横断歩道を整備してしまったのではないでしょうか。

今後全ての都道府県の実態が浮き彫りになってきます。事故が起きてからではなく、事前に危険の芽を摘まなければなりません。そのための、バス停や横断歩道の移設や、ガードレール、あるいは危険を知らせる看板設置など、安全対策は不可欠です。

ただバス停の移設には、関係機関の調整や住民の理解は必要十分条件ですので、難航も予想されます。何より危険性を周知することから始めて、その地域の実情に応じた安全対策を模索し、実施してらえるよう働きかけていきたいです。 コロナに負けるな!