早生まれの人は不利? 統計で見る誕生月の格差 技術力や思考力でカバー

通常、「早生まれ」と言われれば、1月から3月に生まれた人のことを指します。そこにもう一つ、4月1日生まれの人も、「早生まれ」に入ります。何故って、年齢計算に関する法律上、「1つ年をとるのは誕生日の前日が終了する時(つまり午後12時)」と規定しているからです。これは、うるう年の2月29日が誕生日の場合を念頭に置いた措置とされています。

学校教育法では満6歳に達した子供は、その翌日以降に迎える4月1日から就学すると定めています。したがって、4月1日生まれの子は3月31日に満6歳となりますので、次の日の4月1日に小学校に入学することになり、4月2日生まれとは違う学年になってしまいます。

ところで、今年も早2月に入りました。統計上では早生まれは不利と言われておりますが、本当にそうなのでしょうか?確かに、前述した4月1日と4月2日の一日違いで学年が異なると、幼少段階では体格上もまた脳発達上でも、相当な開きがあるのは推して知るべしですね。

某大学教授の研究論文によれば、高校入学の際の4月生まれと3月生まれの偏差値を比べた場合、4.5ポイントの開きがあったとか。また、30~34歳の男性のケースですが、1~3月生まれは4~6月生まれに比べて、賃金水準が3.9%も低くなるという研究結果もあるようです。

さらにスポーツ界を見ると、プロ野球選手の誕生月からして、4~6月は全体の34%を占めるのに対し、1~3月は半分の16%に過ぎません。これについては、早生まれの選手は心身の成長面で不利となり、練習や試合出場の機会が与えられないまま離脱してしまうのではないか、と分析されています。

以上これまでは、早生まれに対してネガティブな物言いでしたが、別な見方をすると早生まれの人の方が統計的に成功している事例も沢山あります。全国の企業経営者の誕生月については、早生まれの社長が29.6%と一番多く、また野球選手でも様々なタイトル獲得選手を見ると、1~3月生まれが際立っております。

要は、幼少期のハンディも技術力や思考力で補う努力をすれば、十分に逆転できるという証左です。何月生まれは、その人の運命と受け止めつつ、その後の人生をいかに送るか、まさにその人次第でしょう。 コロナに負けるな!