100年計画で森を再生しよう! 持続可能な社会を目指すためにも森林との共生を

 昨年度の森林・林業白書によると、国内の林業産出額(木材、栽培きのこ類および薪炭など)は、1980年当時は約1兆1500億円でした。その後ずっと減少傾向が続きましたが、2010年ごろから対前年度比においては反転し、2018年には前年比3%増の5020億円と、18年ぶりに5000億円台を回復しました。
 これは朗報ではないでしょうか。この背景には丸太輸出や木質バイオマス発電など、新たな需要が後押ししているようです。日本の国土の3分の2は森林であると、私も小学校で学びました。この大切な資源をどう活かしていくべきか、やはり国家百年の大計とすべきでしょう。

 森は生きています。そして森は貴重な水源でもあり、多くの動植物が生殖しております。むやみいたずらに伐採すると、絶滅危惧種と言われている生物の生息や繁殖にも悪影響を与えます。
 したがって、私たちがSDGs(持続可能な開発目標)を実現するには、様々な人材や組織の関与は不可欠となります。もちろん国や地方公共団体はじめ、地域の企業、学校、非営利組織などがタッグを組んで、森の再生を期していかねばなりません。

 そして同時に、地域分散型のエネルギーを生み出し、地域の活性化を図っていくことも求められます。それは単に開発を進めるというのではなく、森林整備のため、あるいは里山を保全するために、バイオマスの技術を使っていこうというものです。

 次の世代に対して、この貴重な資源を維持していくことは我々に課せられた大きな使命だと思います。戦後、林業振興のために植えられたスギやカラマツなどの国有林を、ブナやミズナラなどの広葉樹の森に戻し、生物多様性を取り戻す計画にも大いに着目していこうではありませんか。 コロナに負けるな!