学校の掃除は誰がやるべきか? コロナ禍にて、委託やロボット活用にまで

 新型コロナウィルスの流行で、学校内にも変化が見られております。その1つが掃除でして、感染対策としてトイレ掃除を専門の職員や、あるいは外部委託に任せる学校も出てきました。

 現時点では、毎日公立の小中学校の掃除をしている子どもは全体の73%で、週4回と合わせると実に9割に達します。小学校は全員で掃除するケースが大半で、一方中学校3割以上が当番制を敷いているとのこと。

 ところで前述した通り、清掃指導に関しては、地域ボランティアの参画や民間委託を検討し、学校の負担を減らすべきであるという方向になりつつあります。とりわけ感染拡大が深刻であった都市部を中心に委託を進める動きが目立ちます。

 そもそも、子どもが掃除をする日本の慣習は、江戸時代の寺子屋の頃から定着しました。ただ、子どもが掃除をするのは日本だけではなく、韓国や中国でも同様に子どもたちが扱うようでして、一方、米国や英国およびドイツなどは、専門の掃除スタッフや守衛が担当しております。

 今後デジタル化が進み、ロボット掃除機も活用する機会も増えましょうが、やはり清掃活動は教育の一環として受け止めていくべきと考えます。清掃などの当番活動を通じて、自己の役割を理解し、また協働の精神を養うことは大切ではないでしょうか。

 もちろん教育現場の衛生環境には最大限配慮しつつ、その負担のあり方についても検討を加えていく必要はあります。子供たちにとって、奉仕の精神や責任感を育んでもらいたい、その思いは今も昔も変わるものではありません。 コロナに負けるな!