産官学の橋渡し役 今ユニバーシティ・リサーチ・アドミニストレーターの存在が熱い!

 今まさに、大学の教員でも事務職でもない、第3の職種と呼ばれている「ユニバーシティ・リサーチ。・アドミニストレーター(URA)」の存在感が高まっています。そもそもこの職種は何かと言えば、大学でも外部資金を獲得したり、研究者と企業や行政をつないだりする、まさに産官学連携の仲介役となる研究支援の専門職です。

 従来は、主に教員が研究活動を支える業務を担っておりました。しかしグローバル化が進展していけばいくほど、研究成果の発信や、大型研究のプロジェクト企画や運営、そして国際連携支援など、幅広い知識とネットワークが求められます。さらに国の科学研究費補助金などの競争的資金の申請や、外部資金の調達など、専門的に扱う分野が増えましたので、多くの大学でこうした人材の確保が急務となっております。

 文科省は既に2011年度からURAを育成し、確保する事業を始めております。これは国立大学が、2004年から独立行政法人化され、独自に資金を獲得する必要性がでてきたことや、国際的に日本の研究成果の存在感が低下したことなどが背景にあります。

 ただ、URAは5年以下の有期雇用が多く、経験や能力を評価し、安定した雇用や昇級につながる仕組み作りが脆弱なのです。だから優秀でありながら、短期で辞めるURAも後を絶たないと言われています。

 来年度以降、URAの実務能力を認定する制度が始まります。海外に比べれば、依然として研究支援人材が少ない状況です。何より、能力の高い人材が定着しやすい環境作りが不可欠でしょう。 コロナに負けるな!