全小学校35人学級がスタート ~ 学力向上にも良き人材の確保が必須

 来月4月から、全国の公立の小学校全学年で、段階的に35人学級が始まります。既に入学したばかりの1年生は35人学級で進められておりますが、2021年度は小2の上限を35人に引き上げ、2025年度までの5年間に全学年で上限35人に移行することになります。

 確かに他の先進諸国を見ても、我が国の一学級当たりの児童数は多く(OECDの33か国中、3番目に多い)、私も県議時代から35人学級にすべきと主張してきた経緯があります。今回の複数学年での人数見直しは、実に40年ぶりのこととなりました。

 既に今年度から、小学校では「アクティブラーニング」といって、討論や発表を重視し児童同士で学び合う授業がスタートしております。またプログラミング教育も採用され、パソコンも児童1人に1台支給されるようになり、益々きめ細かな指導が求められていくでしょう。

 35人を超えれば、それを2つの教室に分けなればなりませんので、教室の確保も必須です。また今後、35人学級が全学年で実施された場合、新たに1万3500人の教員を確保する必要性が出てきます。今後これだけの多くの教員を採用するとなれば、質の維持は大丈夫でしょうか。

今までの国会でも、教員・先生の過重な負担が問題視されてきました。子供と直接向き合う時間を増やし、保護者対応や学校行事などの負担をなるべく軽くするには、様々な工夫が必要となります。

 やはり少人数学級の成功のカギは、良い人材を学校に呼び込めるか否かでしょう。そのためにも、教育現場での働き方改革を推し進め、授業の質向上につなげる対応策が急務です。 コロナに負けるな!