ETC(自動料金収受システム)の完全化を目指す 感染対策と渋滞緩和

 もう多くの料金所ではETCが導入されてから久しい昨今を迎えております。現在のETC利用率は高速道路6社の平均で93%に上ります。たまにマイナーな有料道路で現金払いしか出来ないと、却って煩わしく感じるときもありますが、その一方、完全にETCしかない料金所は全国に1カ所だけです。

 昨年末に、国土交通省は高速道路全ての料金所で、2030年頃までには現金を扱うブースを廃止し、ETC専用に切り替えることを発表しました。全国の約1500カ所対象で、まずは首都圏内からスタートし、近畿圏そして中京圏や各地方都市圏に広げていく計画だとか。

 こうした専用化は感染対策だけでなく、料金収受がデジタル化してスムーズになることで、渋滞緩和につながるメリットがあります。また混雑状況や時間帯によって、通行料金を変動させることも可能となります。さらに高速道路会社の人件費削減にもつながっていくでしょう。

 ただ、ETCを利用していないドライバーや、支払いの際に障害者手帳を提示しなければならない人たちへの配慮は不可欠です。現段階では、ETC専用レーンの隣に料金精算機を設置したり、カメラで免許証なナンバープレートを確認したりして、料金を後払いする案が出されています。

 またその都度、領収書の発行が必要なケースがあるのではないでしょうか。ETCですと、料金精算につき月ごとに領収書の一覧として発行されるため、区別しづらさが出てくると思われます。何より高速道路の利用者目線から、料金所のあり方を総合的に転換していくことを求めます。 コロナに負けるな!