キャリア教育の充実化に向けて キャリアパスポートの活用方法を模索中

 何より初等教育からということで、今年度から小学校の学習指導要領に「キャリア教育の充実」が初めて明記されました。具体的な将来設計を考える中学以降の教育とは異なって、まずは他人と協力する力を身に付けさせるなど、将来的なキャリアを築く上で、必要な能力の育成に重点が置かれています。

 そもそもキャリア教育は、子どもたちの社会的および職業的な自立を図るため、4つの能力を磨くことを目的とします。「人間関係形成能力」「自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプラニング能力」と言われているもので、自分らしく生きるために必要な能力だとの位置づけです。

 これを進める上で、大切なツールとなるのがキャリアパスポート。キャリア教育の充実を目的に、小学校から高校までの活動を記録し、蓄積するための教材です。生徒たちに学校行事や授業での役割、頑張った点などを書かせ、教員や保護者がコメントを付けて学年ごとにまとめます。

 したがって、このキャリアパスポートを効果的に活用することは必須事項となりますので、その内容や書き方についても工夫が必要となりましょう。教員たちにも、保護者や地域をまきこみ、子どもたちの体験を通じて4つの能力向上に向けて、適切なアドバイスをしていくことが求められます。

 キャリア教育は小学校からスタートし、それが将来にどうつながっていくのか手探りの教育です。小学校の教育現場では、まだ早いという一部の批判があるようですが、それは為にする議論でしょう。 コロナに負けるな!