教員の質向上は急務かつ永遠の課題  まず国が体制整備を推進すべし!

 新学期が始まって半月が経とうとしております。今まさにコロナ禍によって、教育現場では慌ただしさに拍車が掛っております。ご案内の通り、昨年度からプログラミング教育や英語教育が必修化されておりますし、さらにアクティブラーニングが進行中です。

 そう、円滑に授業を進めるためには、何よりもそれを扱う側の先生方に頼るところも多くなるということ。以前より、「デジタル端末を授業に取り入れるための必要な技術や指導力を持つ」と校長が評価する学校に通う15歳の生徒の割合(2018年時、27.3%)は、国際比較上、79か国中最下位でした。そんな状態でありながら、国はコロナ騒ぎにより5年間も前倒しをして、全ての端末を生徒に行き渡らせることを完了させました。

 不測の事態だからやむを得ないと言えばそれまでですが、混乱するのは決まって教育現場です。それに加えて、デジタル教科書の活用を2024年度中に100%にする目標まで掲げました。ところが教育関係者から色々な異論が出るとそれを引っ込め、紙の教科書との併用も可能との方向転換をしています。朝令暮改とも言える、国の計画性の貧弱さが現場にいる先生、指導者を振り回す典型的な事例と言ってもいいでしょう。 

 ところで一方、指導者たる先生、教員・教師の質的向上もさらに求めなければなりません。教育現場の働き方改革を進めながら、子どもとしっかり向き合って指導できる時間の確保は大前提です。その上で、大学課程での養成機能の強化をはじめ、教員免許のあり方や採用方法、教員研修などのサポート体制をしっかり整えていくべきと考えます。

今後、文科省から諮問されている中央教育審議会が、どのような具体策を出してくるのか、それをしっかり見極めていかねばなりません。 コロナに負けるな!