手作りのソーシャル大学、藤沢でもコミュニティ大学を地域で立ち上げよう

 法律で定める正式の大学ではありませんが、地域における手作りの大学がここかしこで見られるようになりました。これは通常、「ソーシャル大学」とか「コミュニティ大学」とかと呼ばれるものでして、街に住む普通の人々が時には先生になり、また時には生徒となって、学び合いを通じて地域の友人知人を増やしていきます。

 また大学だけに、生徒の中で個別に気の合う人たちだけで同好会的な「部活」も作って、より交流の幅を広げております。それが、健康作りの健康部であったり、あるいは子育て話を語り合うパパ部であったりするのです。

 このように正規に学ぶ大学以外の学びの場は戦前からありました。当時の農村では、文化を学ぶ「自由大学」なるものが存在していたようですし、また戦後1960年代からは、行政主導でしたが市民も企画に参加し、大学教授から高度な内容を学ぶ「市民大学」も各地で流行りました。
 前述した大学は、21世紀に入ってからの新タイプ。行政などが生涯教育の対象と見てこなかったものを、現役の会社員らが自発的に立ち上げ、固定した会場を持たずに、ソーシャルメディアもフル活用して低コストを運営するタイプです。地域の問題や、人間関係作りに関心のある人たちが集まって、お互いに協力し合いながら、地道に活動を展開していきます。

 私の身近な存在として、「善行雑学大学」があります。現役をリタイアした層にも配慮してか、会費は非常に安いわりには、毎回色々なジャンルの講師を招いて月ごとに講演会が開催されます。リーダーシップある中心メンバーと、数多くのボランティアスタッフの献身的な活動により、毎月の開催につながっております。

 これが今風のソーシャル大学の1つに数えられると思いますし、地域から発信をしていこうとする試みには本当に頭が下がる思いです。まさに継続は力なりなのでしょう。今後とも、特に中高年の孤立を防ぐ足掛かりとしても、手作りの全員参加型の大学作りに注目していこうと思います。 コロナに負けるな!