教科書は次世代をつくる支柱 紙の教科書から学べる基本的な要素

 デジタル教科書については何度か触れてみました。今政府はまさにデジタル教科書の普及率を2024年度までに100%にする計画です。すでに今年度から、デジタル教科書の使用時間に関する制限を撤廃しております。

 ただデジタル教科書に重きを置くばかりに、紙の教科書の存在をないがしろにしてはいけません。そもそも教科書に載っていることは、これだけは身に付けておくべき事項であるとして、厳選された知識です。紙の利点には、学習のし易さをあげることが出来ます。また紙をめくりながら本を読むことが、脳への刺激ともなっているし、紙を手で触れ、書き込む行為が五感に訴えるものは大きいでしょう。

 私自身がそうだと思いますが、やはり紙の方が記憶の定着に資するのではないでしょうか。一部では、暗記や記憶を軽視する風潮もあるのも事実。しかし、記憶が創造性を阻害するという考えはお門違いですし、基礎知識を身に付けていなければ、学力は計り知れないほど低下するでしょう。

 勿論、デジタルの利点は情報の更新が速く、大量の情報を補充できることです。紙ではスペースに限りがありますので、デジタルで情報を検索すれば、知識欲をさらに膨らませることも出来ます。情報収集のツールとして、大いに授業でも活用すべきと思います。

 したがって、紙の教科書とデジタルの情報では、基本的に知識の質が異なりますので、十分に分けて取り扱うべきではないでしょうか。完全に身に付けるべき知識は紙の教科書で学び、派生的な情報はデジタルで学ぶべきと考えます。

 今後、教育現場での取り組み姿勢をしっかり注視していかねばなりません。何より子どもにとってベターな方法をさらに模索続けていくことが肝要です。 コロナに負けるな!