女性ファン雑誌「JJ」の休刊に見られる社会的な現象

 私自身、ファッションに関しては疎いかも知れませんが、私の大学時代には女性雑誌「JJ」の存在程度は知っておりました。当時から、JJギャルと言われ、その雑誌に掲載しているようなスタイルで、颯爽とキャンパスを歩く女子学生の姿が眩しかったですね。まさに、この雑誌は女子大生のバイブルと言われるに相応しいものでした。

 ところが、今年に入ってこれを休刊するという記事を目にしました。やはり女性の価値観やライフスタイルの変化により、一昔前から続いていた時代にピリオドが打たれたのかな、という感です。

 某雑誌記事によると、そもそもこの雑誌は、主に保守的で上品な装いを提案し、「モテる服を着て、条件のいい男性と結婚する女性」を追求してきたとのこと。しかし、今やSNSの時代、何も着こなしについて雑誌だけを頼るものではなく、自分好みの情報をスマホで検索すれば、簡単に入手できるようになりました。

また、ジェンダーレスが叫ばれ、性別による「らしさ」を問い直す声が上がる一方、「JJ」が描く女性像と現実社会にギャップが出てきたようです(記事)。さらに今回の新型コロナウイルスによる一定の抑制的な生活から、特に若者の間では快適で心地よい服を求めるムードが加速しているようです。

今後益々、若者のライフスタイルやファションが細分化し、自由に着こなし自分らしさを求めていくことになるでしょう。雑誌という存在が、どこまで若い世代の心を捉えるか、業界側も悪戦苦闘の日々が続くと思われます。

しかし、「JJ」のようなファッション誌に限らず、雑誌全体の売り上げは減少傾向に歯止めが掛かっておりません。ネット社会を反映してか、活字離れが進行している背景もあります。私も、ファッションのみならず社会のトレンドにもっと敏感にならなければならない、政治もまたしかりです。 コロナに負けるな!