自宅療養の見守り 在宅医や訪問看護師との連携強化

 この1年数か月間における新型コロナウィルス感染症の拡大で、普段なら病院通いをするところ、そうぜすに自宅にて療養する人が増えました。しかし一方では、高齢者や持病のある人が、自宅療養中に容体が急変して、死亡に至るケースがあったことは記憶にも新しいでしょう。

 こうした中、各地の保健所が自宅療養者の健康観察について、在宅医療の医師(在宅医)や、かかりつけ医、訪問看護師と連携する動きが加速しております。

 そもそも訪問医療とは、自宅で療養する患者への医療行為でして、医師が定期的に訪問する「訪問診療」と、患者の要請に応じて訪問する「往診」、そして看護師が訪問して医師の指示に従って医療処置を行う「訪問看護」などに分類されます。

 既に自治体の中には、かかりつけ医と在宅医が連携し、自宅療養中の患者の体調管理に取り組んでいるところがあります。日中は、かかりつけ医が電話やオンライン診療で健康状態を聞き取り、必要に応じて往診します。そして、夜間や休日は行政と提携する在宅医が対応するといった具合に。そして仮に体調が急変したら、往診や入院先の調整を行います。

 今回のコロナ感染拡大によって、病床不足が顕在化し、とくに大都市圏では入院先や療養先が決まらない人が急増しました。入院基準を厳格化し、本来入院が望ましい高麗者や持病がある人でも、医師の判断で自宅療養となるケースが相次いでおります。在宅死を防ぐためには、訪問看護などリスクの高い患者への見守りは強化しなければなりません。

 オンライン診療が進んでいるとは言うものの、手元にあるアプリの活用もまだまだといったところ…。IT機器の活用と、地域の医療機関を巻き込んだ体制づくりが不可欠でしょう。 コロナに負けるな!