藤沢市内でも見られる受験生の争奪戦 学習塾の透明性を高めよ!

 新型コロナウィルスの影響により、昨年度の卒業生はかなり大変な思いで受験されたことと思われます。もちろんそれをサポートした学習塾側も、様々な工夫を凝らして受験生を送り出したことでしょう。

 また新学期がスタートし、来年の受験に向けてエンジンが掛かる時期ですね。1989年当時は約3万8000カ所であった学習塾が、今では4万6000か所となりました。しかしその一方で、例えば中学卒業者数は、当時約200万人でしたが、今では110万人前後にまで減少しております。こうした少子化の中、当然、受験生獲得を目指しての争奪戦が繰り広げられていることは想像に難くないでしょう。

 新聞の折り込みでも、塾生獲得のための様々なキャンペーンが行われております。例えば、「短期講習を友達と一緒に受ければ特典がある」とか、「申し込みから数か月間は受講料無料」とか、枚挙に暇がありません。これらを企業努力と見るか、あるいはモラル違反と見るかです。

 さらに、多くの学習塾が合格実績を積極的にアピールします。ところが、これもからくりがあって、実績のカウント方法に明確なルールが存在しないということ。例えば、A塾に3年間通い続け、B塾では数回だけの個別指導を受けた受験生が難関校に合格した場合、AとBの双方が自塾の合格実績としてカウントすることがあり得ます。一般的に、B塾の実績は「水増し」のように見えますが、合格実績は人数しか公表していないため、子どもの入塾を検討する親からすれば、その実績をつかむのは難しいかも知れません。

 一応、塾の実績基準については全国的に明示されているものの、あくまで目安であって順守する義務はない状況。そもそも塾とはどのような存在なのでしょうか…。我が家も受験期を抱えた子どもを持つ立場として、学校とは違った形で、学ぶこと分かることの面白さをしっかり教えることの本質を忘れず、その指導の効果を競い合う業界になってもらいたいと願っております。 コロナに負けるな!