あなたは誰? 本人確認って簡単そうで容易でない! さらに個人認証が揺らいでいく~

「自分が自分であるらしく~」なんていう歌がありましたが、自分が自分であることを証明する場合は、どうすれば良いでしょうか…?
 「そんなの簡単だよ、今ではマイナンバーカードもあるし、今までも免許証を見せれば確認できたよ」と、誰しも異口同音に言われると思います。しかし、かつてから偽造パスポートが出回っていたように、写真そのものが入れ替わり、自分になりすました第3者が現れた場合、さてどちらが本人か、自信を持って証明できるでしょうか?

 そう、本人確認の歴史は、古くは1万年前、農耕をスタートした時代に遡ります。既に8千年前の粘土板に指の印がありますし、それを取引につかっていた証拠も出土しております。今では、さしずめ個人認証と言うのでしょうか、技術力が高まれば高まるほど、偽造とのイタチごっこが繰り広げられております。

 最近の高度な画像処理ソフトや、精巧な模型を作る3Dプリンターにより、本人を複製できる技術は飛躍的に高まりました。音声や指紋ですら偽造が簡単な時代、自分自身が「なりすまし」ではないと証明できるのは、思うほど簡単なことではありません。

 一方では、手持ちのスマホですら、個人認証を登録するシステムがあります。しかし指紋や顔認証の登録をしたところで、すぐにロック解除にならない不都合さを味わっているのではないでしょうか。指のひび割れや、髪形を変えたら、スマホは本人認証をしてくれないのです。

 今後さらに精度を増すために、例えば、個人の「脳波」や、「爪」を生体認証で利用する技術が高まると予測されます。「脳波」や「爪」は常に変化していくので、本人か第3者かを識別するには最適であるとのことです。また、パスワードではなく唇の動きだけで識別するシステム、これは唇の縦横な長さや角度、それらが変化する速さは個人によってマチマチなので、マネは難しいのだとか…。

 将来的に、私たちの予想をはるかに超えた、大量の情報が行き交っていくでしょう。人類史上で繰り返された「あなたは誰?」の問いに応えるための技術革新は、果てしなく続いていくものと思われます。 コロナに負けるな!