水産資源を私たちの共有財産にしていこう 藤沢からの水産物も発信中

 相模湾に面した片瀬江ノ島エリア近海には、少なからず多くの水産資源があります。とりわけシラスは江ノ島の名産品とも言われ、お食事やお土産を求める観光客も押し寄せます。こうした水産資源を用いて、もっと藤沢の良さをアピールすれば良いのにと願っているのは私だけではないと思います。

 ところで、今年に入り漁業の競争力の向上を目指して、70年ぶりに漁業法が改正されたのをご存知でしょうか。既に、世界各国は国連海洋法条約により、水産資源を国または国民の共有の財産として、法的にこれを明記しております。我が国も、この条約を批准してはいるものの、ここ四半世紀に亘って、科学的な公的資源の管理よりも、漁業者の自主管理に重点を置いてきました。したがって、水産資源を「無主物(誰のものでもない)」として扱っており、その結果、遠洋と沖合および沿岸の全ての生産量が減少し続けております。

 そこで今回の改正となったわけですが、まだまだ心もとないと言わざるを得ません。そもそも水産資源は誰に帰属するのかという、根本的な視点が相変わらず欠けております。前述したように、法的に無主物として扱っていては、資源の先取り競争と、乱獲を招くことになってしまいます。

 水産資源は、国有財産である海洋(漁場)に属するとなれば、採取される全ては国の財産となります。これを法的に認めれば、その利用や管理を国民から負託された国自身が、ルールを定めて漁業関係者に漁獲させることになります。

 限られた資源に対して、国民の共有財産とすることで、水産資源の持続可能な利用と、漁業による水産物の安定供給が可能になるでしょう。海に面した藤沢の良さ、そこから見出される魅力は何物にも代え難いと思います。水産資源もまたしかり、是非安定的に私たちの胃袋を満たして頂きたいものですね。 コロナに負けるな!