子供の貧困に向き合う 藤沢市もスクールソーシャルワーカーの役割重要

子どもの貧困率という言葉を聞いたことがありますか?これは、国民の所得を金額順に並べた場合、中央にいる人の所得の半分に満たない所得の家庭で生活する、18歳未満の子どもの割合を言います。厚労省調べによると、2018年のこどもの貧困率は13.5%に上り、約7人に1人の子どもが、前述した所得の基準を下回る家庭で暮らしていることになります。

とりわけ昨今は、シングルマザーなどのひとり親世帯が増えておりますが、その中の半分程度がこの貧困世帯に入っているとのこと。このように家庭の抱える事情は様々であり、学校側としてどう向き合っていくかは今後も大きな課題です。

それをサポートするため、国として2015年度からスクールソーシャルワーカーを配置させ、学校や教育委員会との連携を強化することにしました。藤沢市でも、現時点で3名のソーシャルワーカーを必要に応じて各学校に派遣しております。そもそも、このスクールソーシャルワーカーは、児童・生徒が抱える日常生活の悩み、いじめ、暴力行為、虐待など児童・生徒が、自らの力で問題の解決を図れるようにする支援の一端を担う専門職です。

ただしスクールソーシャルワーカーの仕事内容は、児童・生徒の問題を直接的に解決することだけではありません。例えば、不登校の問題を解決するために、本人や家族との生活環境を調整する相談、児童・生徒が通学しやすいような支援学級の準備、学校外からの支援の活用(無料塾や地域の子ども食堂の利用推進)なども行なっています。

困窮家庭の子どもは、進路が限られてしまいがちなため、学習意欲や自己肯定感を持てなかったり、周囲の生徒に違和感を持たれたりするケースがあるとのこと。当然、学校現場には、そうした子どもの状況を早期に把握し、地域や福祉の専門家たちとも連携していくことが求められます。スクールソーシャルワーカーが、一定以上の役割を担ってくれることを期待します。 コロナに負けるな!