リモハラって? コロナ禍で増える被害に要注意!

ハラスメントという言葉が使われ始めたのは10数年ほど前でしょうか?そもそもハラスメントは、「嫌がらせ」「いじめ」を意味し、セクハラやパワハラは日常茶飯事に使われていますね。

ここに至って、コロナ禍が進行する中でリモートワーク特有の嫌がらせや不快に行動、すなわちリモートハラスメント(リモハラ)が注目を集めております。

職場にて対面で仕事をしていないので、例えば終業の感覚がないために深夜に対応を求めるとか、勤務内容か確認しようと1時間おきに連絡を入れてくるといった行動がそれに当たります。

確かにオフィスでは部下が目の届く範囲にいるため、タイミングを見計らって指示や指導が出来ます。これが在勤でリモートですと、部下の働きぶりがすぐに分からず、また多様なライフスタイルを想像することが困難です。

そして、指導のつもりでテレビ会議において部下を叱責するほか、グループの一斉送信のメールで個人を批判すること等は、その中で特定な個人を排除することに繋がります。本来オフィスであれば、叱責を受けても周囲の社員が声掛けして支えることも出来ますが、リモートでは難しいでしょう。

さらにリモートワークそのものの評価の仕方もマチマチになってしまう不都合さがあります。成果のみを対象とすべきか、そのプロセスも重視すべきか、戸惑う企業も多いと聞きます。

仮にコロナが収束してもリモートワークの必要性と利用はさらに高まってくるでしょう。したがって、現段階から明確なルール設定は不可欠に思えます。例えば、ビデオ会議は1時間以内、特定の時間に業務報告を送る、個別指導は別途時間を設ける、チャットは短く簡単に、なお簡単な返信は一言やマークで済ます。そして業務完了までのプロセスを細切れにして、段階に応じた目標値を上司と部下で決める。受注件数だけではなく、商談件数などの成果に至るまでのプロセスについても、定量的な評価対象とする等、ルール化するとより明確にかつ円滑に運営することが出来るようになるのではないでしょうか。

リモートでも対面でも、同等の働きができる、そんな職場環境は急務の課題ですね。 コロナに負けるな!