空飛ぶクルマの本格導入に向け  ~藤沢・寒川に広がる夢の世界が現実に~

 かつて空想の世界で夢見ていた空飛ぶクルマが、現実味を帯びてきました。既に国内ではトヨタ自動車はじめ、ドイツの機体メーカーのボロコプターや、米国モルガンスタンレーやウーバーテクノロジーなどが、本格的に乗り出しております。

 「空飛ぶクルマ」は、交通渋滞解消の切り札として、都市間の移動や観光での活用が見込まれます。日本としても、2023年の貨物輸送を中心としたサービス開始を目指しており、2018年の時点で官民協議会を設けて関連法の整備や機体設計の基準、運航ルールなどを策定するに当たり、その課題を整理してきました。

 今後は、人を乗せることが出来るような協議に入ります。その第一弾の場として活用されるのが、2025年の大阪万博。国際博覧会の会場移動などで来場者を運び、世界に向けてその利便性を示せるよう、作業部会を設置しました。

 今後ここにおいて、旅客輸送の運営計画をまとめるとともに、離着陸場の整備や飛行高度といった具体的な運航ルールを協議するとのこと。現段階では「空飛ぶクルマ」は、法的に航空機と見なされているので、国交省が所管する「航空法」での制度整備が必要です。

 ところで、「空飛ぶクルマ」ってどんなイメージでしょうか?だいたい思い浮かぶのは、ドローンの大型版でありましょうか…。そうであれば、空飛ぶクルマは滑走路などの余分なスペースは不要で、垂直に離着陸でき機動的に動くことが出来るでしょう。

 前述した通り、この開発競争は特に米欧中において、今後益々拍車が掛ってまいります。シンガポールでは2023年までに、空飛ぶタクシーを運行する計画を立てておりますし、中国の振興企業は既に量産工場の建設を発表しております。2040年には、全世界の市場規模が1兆5千億ドル(約160兆円)に成長すると見込まれる分野ですので、我が国も環境整備を加速度的に進めていかねばなりませんね。 コロナに負けるな!