日本の未来…経済成長と人づくりを!
コロナ禍の1年8カ月の間、我が国の経済はガタガタとなりました。新たに就任した岸田首相は「成長と分配」を強調していますが、残念ながら「分配」に必要な原資を生み出す「成長」の具体策を示せない状況です。
私の描く「成長」の青写真は、①AI(人工知能)、バイオ、量子などの先端科学技術の開発促進、②生産性の向上をもたらすデジタル改革や、成長分野に人が流れやすい労働市場改革、③女性や高齢者にも働きやすい社会環境の整備等です。
藤沢市内でも、個人データを健康生活や医療に結び付ける試みが始まっています。私たちの地域でさえ、潜在的な成長の種はあるのですから、政府はそれを全体的な日本の成長に繋げる必要があります。
コロナの影響で、仕事を追われ、再就職も出来ず、また家賃が払えない人が続出しております。「分配」を唱えるならば、まずは生活困窮者への支援が急務です。
他方、公的支援のみならず、市民一人ひとりの自立に向け、政治サイドから企業による賃上げや、国内投資を働きかけていくべきでしょう。企業の利益が労働者に還元されない実態の改善は、マッタなしです。
そして非正規社員の増加により、所得格差が益々拡大しております。
各家庭の経済状況の差が、子どもの教育の格差につなることは避けねばなりません。幼児教育から高等教育、さらには生涯教育に至るまで、教育の無償化を進めるのは喫緊の課題と考えます。
何より、人づくりは国創り!人材こそ日本の将来を決するキーワードなのですから